ユカヌバタイムス

19

Oct

ACTIVE DOG

知っていますか?盲導犬を支える支援のカタチ

Eukanuba Timesでは数回にわたり、日本盲導犬協会を通して盲導犬について特集してきました。視覚障害を持つ人々の生活に寄り添い、主に歩行の手助けをしてくれる盲導犬たちですが、取材を進めてくなかでふと疑問が湧いてきました。―盲導犬たちはどうやって育成されているのか?― 訓練センターで生まれ、パピーの時期を経て訓練センターへ戻ってきてから、そこで訓練を受けながら盲導犬を目指している犬たちはどうやって暮らしているのか。今回は街中で見かけるある風景を交えてお伝えします。

盲導犬は無償で貸与(たいよ)しているって知ってた?

まず日本盲導犬協会は盲導犬ユーザーの人々へ盲導犬たちを「無償貸与」しているそうです。その理由について、日本盲導犬協会の方にお答えいただきました。
「すべての人々が障害の有無に関わらず、行きたいときに行きたい場所へ行く事ができるよう、(生活環境や条件が合えば)無償で盲導犬との歩行を提供しています。そして動物福祉の精神を尊重し、盲導犬の一生に協会が責任を持つという活動方針のもと、貸与という形を取っています」
お金のあるなしに関わらず、盲導犬を必要としている人が1人でも多く盲導犬と歩けるよう、ユーザーからはお金は取っていないということ。でもそうなると協会全体はどうやって運営していくのでしょうか?

協会全体の収入は助成金・委託金が約7%、寄付・募金が約93%

広報担当者の方にその割合を聞いて驚きましたが、協会の全体の収入は9割以上が多くの人々からの「寄付」や「募金」で賄われているというのです。
「賛助会員に入会していただき、断続的に応援していただいたり、街中や普段利用するレストラン、スーパー、ドラッグストアなどにある募金箱への募金も役立っています。また街中でボランティアの方々と一緒に募金を呼びかける活動も行なっています」

確かに街中を歩いていると、駅や人通りの多い場所でワンちゃんを連れた盲導犬のボランティア団体を目にする機会がありますよね。

こうして街角で募金を呼びかける傍ら、盲導犬ユーザーや盲導犬、さらにPR犬として活躍するワンちゃんも一緒になって街角に立つことで、犬好きの方や小さなお子さまたちが立ち止まり興味を持ち、盲導犬や視覚障害者への理解を深めるきっかけ作りになっているそうです

そしてそこで集められた募金や寄付によって、衛生管理が行き届いた出産施設や医療設備、犬舎設備の維持、犬たちの食費や獣医師の配備、訓練などが可能になるのです。

いつもは募金を呼びかけている人々を横目で見ながらも、つい足早に通り過ぎていましたが、心に余裕があるときは、この募金も少なからず盲導犬や視覚障害者への直接的な支援となると捉え、1人でも多くの人が足を止めてくれるようになれば嬉しく思います。

また街中でこんな募金箱を見つけた時も、盲導犬のことを思い出して欲しいです。

「ラブラドール募金箱」こちらは募金箱を設置していただく場所を随時、募集中です。

Eukanuba Timesの記事をはじめ、そのほか盲導犬と触れ合う機会があり「何か、自分にできることはないか」と考えている人は是非、寄付や募金についてさらに詳しく(寄付の方法や募金箱の設置場所など)書かれているページがありますので、是非そちらも一緒に見てみてください。

しかしながら「募金ばかりが支援ではありません」と広報担当者の方は言います。
「募金だけではなく、ご自身に合った方法で無理なく、できることからご支援いただければと思います。それは視覚障害や盲導犬についての理解を深め、まわりの人々へその知識を広めていただくこと。また街中で困っている視覚障害を持つ方がいらっしゃったら、さりげない声がけや可能な範囲でお手伝いをしていただくことも立派な支援です」

Text : Wakako Matsukura

Illustration : Masatoo Hirano

Photo : Masahiro Yamamoto

取材協力 : 日本盲導犬協会

FOLLOW

@eukanubatimes

すべての犬に、
アクティブな毎日を。

Eukanuba™ Brand Site

Eukanuba