安全性に気をつけながら楽しむサイクリング
ランニングよりもハイスピードで走れるサイクリングも、ワンちゃんと一緒にエンジョイできます。その際に気をつけるべきポイントが3つ!

1. 犬にリードを強く引かれてしまい、手から離れてしまう。
2. 犬が横方向へと走ったとき、自転車が横転してしまう。
3. 犬が加速したときの急な方向転換。
サイクリングでは首輪ではなくハーネスを使用する

まずサイクリングをする際、愛犬に自転車を引っ張らせるのは絶対にNG。
またお散歩やランニングよりもスピードが出るサイクリングの場合は、チェーンカラーやヘッドカラーなど首を締め付けるタイプの首輪は使用してはいけません。サイクリングの際は、両肩から体をホールドしてくれるハーネスを使用し、装着したときも両前脚や胴まわりなど、こすれている場所がないか頻繁に確認するようにしましょう。そのときブレイクアウェイ(強い力がかかると外れる)リードを選べば、ワンちゃんは離れてしまいますが、突然の停止や急な方向転換など、大きな事故になることを防ぐこともできます。
また舗装された道路を長時間走る場合、慣れていないワンちゃんは肉球を痛めてしまうことがあるので、足の裏も頻繁にチェックするようにしましょう。いうまでもなく、ランニング同様にワンちゃんの体温が上がりすぎないよう、水分補給も忘れずに!
性格上、サイクリングに向いていないワンちゃんもいる
お散歩や外出が好きなワンちゃんでも、性格によってはサイクリングに向いていないワンちゃんもいます。普段から落ち着きがなかったり、衝動的に動き回るワンちゃん。また速く動くもの(他の自転車や動物など)に気を取られるワンちゃんはサイクリングを控えましょう。
text : Wakako Matsukura
illustration : Masatoo Hirano