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2

Nov

犬とのくらし

与論島からきた保護犬ペッカと「家族」になれた日 〜イラストレーター平澤まりこさん・前編〜

鹿児島県最南端の島、与論島。エメラルドグリーンの美しい海に囲まれた島から仔犬のきょうだいが東京にやってきたのは、いまから5年ほど前のこと。臆病な姉と、やんちゃな弟。そのお姉さん犬は現在「ペッカ」と名づけられ、イラストレーターの平澤まりこさんの家族として暮らしています。 「犬は、人が愛を与えれば与えるほど受け取ってくれるんです」。そう話す平澤さんとペッカちゃんが過ごしてきた5年間は、どんな日々だったのでしょうか。

出会った当初は、ソファに隠れて出てこないほど臆病だった

ほっそりとした顔につぶらな瞳のペッカちゃんは、沖縄県にルーツをもつ琉球犬のミックス。そっとカメラを向けると、しっぽを振りながら近づいてきてくれました。「出会った頃はとにかく臆病で、人間への警戒心が強い子だったんですよ」と平澤さん。

ペッカちゃんは生後4か月で保護され、与論島から東京のボランティアさんのもとへやってきました。一緒にきた弟はやんちゃな性格でしたが、姉はまったくの正反対。知人の飼っていた琉球犬に魅了され、縁あってペッカちゃんを迎え入れることになった平澤さんですが、出会った当初はソファの下に隠れて出てこないこともあったそうです。

「ボランティアさんのもとでしつけや散歩を十分にしてもらい、東京での暮らしに慣れてから、生後6か月のときにペッカを引き取りました。でも最初の頃は、ごはんをあげても遠くからそっと見ているだけ。なかなか警戒心を解いてくれませんでした」。

引き取る際の面談時のペッカちゃん(右)と弟

平澤さん宅に来て間もない頃のペッカちゃん

しかし無理に心を開こうとはせず、ペッカちゃんのペースを尊重することを心がけたという平澤さん。すると少しずつ、まるで「だるまさんがころんだ」のように、ペッカちゃんのほうから距離を縮めるようになってきたと言います。そして半年ほど経ったある日。

「自宅で仕事中、ふと気づいたらすぐ近くにペッカがいて、吠えもせずじっと私を見つめていました。『散歩に…行きたいです…』というような控えめな感じで(笑)。『ごめん、あと10分待ってね』と言うと、いったん私から離れるんですが、しばらくしたら戻ってきて、また私をじっと見る。それを繰り返して、何度目かに私のそばにやってきたときでした。ペッカが初めて私に、触れるか触れないかくらいのタッチで『つんつん』としてきたんです。ようやくここまで打ち解けられたんだな、と感激してしまいました」。

それは、平澤さんとペッカちゃんが「家族」としての一歩を踏み出した瞬間でした。

友人家族と過ごした2か月がもたらした、さらなる変化

平澤さんや近しい人たちには心を開くようになったペッカちゃん。外で思いきり走ることが大好きで、朝のひと気のない公園をロングリードで駆けまわったり、週末は平澤さんの友人のワンちゃんたちとドッグランに出かけたり。軽井沢や宮古島へ旅したこともありました。

宮古島へ旅したときのワンシーン

それでも相変わらず人間への警戒心が強かったペッカちゃんですが、その性格が激変したのは2019年の夏のこと。仕事も兼ねて、2か月間友人の住むドイツに滞在することになった平澤さん。この夏のドイツ滞在中は、一緒に旅行にも出かける仲の友人家族がペッカちゃんを預かってくれることになりました。ドイツ滞在を終え、帰国した平澤さんを待ち受けていたのは…

「ペッカがまるで別人になっていました(笑)。これまでの臆病な性格が嘘みたいに、知らない人にも自分からグイグイ行く寛容な子になっていたんです。私はペッカの性格を考えるあまり慎重になっていた節があるのですが、その友人はとてもオープンな家族で、『可愛い子には旅をさせよ』じゃないですけど、人の多いところにもどんどん連れていってくれたようで。友人もワンちゃんを飼っていて、いつも本当の姉妹みたいに仲良くしているので、その子がいる安心感もあったんだと思います」。

それからは、会う人会う人にその変貌ぶりを驚かれるそう。友人が開催した犬のイベントに連れていった際には、来客に自分からしっぽを振って駆け寄っていたと言います。

「保護犬は変わっていくものだと聞いていましたが、こんなに変わるとは思っていませんでした。きっと、いろんな人と接するうちに『人間は優しいんだ』ということに気づいたんだと思います。犬は、人が愛を与えれば与えるほど受け取ってくれるんですよね」。

人間が心配しすぎているだけで、ちゃんと共存できる

中学生の頃、実家で犬を飼っていたことがあるという平澤さん。ただ、それはわずか2〜3か月の間の出来事でした。

「友人が困っていて引き取った犬で、おそらく保護犬だったのではないかと思います。当時は子どもだったので詳しくは聞かされませんでしたが、その子は疾患があって、空気のきれいなところでゆっくり暮らすほうがいいと、ある日学校から帰ってきたら北海道の牧場へ引き取られてしまったあとでした。そのときの寂しさから、『大人になったら犬を飼おう』とずっと思っていたんです」

いざペッカちゃんを迎えることになったとき、「ちゃんと散歩できるかな」「仕事でたまに留守にすることがあるけど大丈夫かな」…と不安が頭をかすめたのも事実。しかし、迎え入れてみればその不安は徐々に解消されていきました。

「私はフリーランスで通勤がないので、ペッカの散歩のおかげで早朝から外に出る習慣がつきました。ひと気のない朝の公園で深呼吸すると、頭の隅々まで冴えわたる気分で本当に気持ちいい。なんだか自然がより近くなった気がしますね。
仔犬の頃はあまり留守にしないようにしていましたが、大人になるにつれて犬も留守番に慣れてきます。留守中にドッグカメラを使っている友人は、ほとんど寝ていると言っていました(笑)。人間が心配しすぎているだけで、犬はちゃんと成長しますし、ちゃんと共存できるんですよね」。

心身ともに健やかな、愛犬との暮らし

仔犬の頃から健康だったというペッカちゃん。ただ、フードによっては好き嫌いが顕著だったそうです。

「数か月前にユーカヌバのフードに切り替えてからは、ペッカも気に入った様子。食いつきがとてもよく、それ以来継続して食べてくれています。体調は相変わらず良好ですし、毛並みもいいです」。

散歩は朝と夕方に1日2回。夜には家で一緒に遊ぶ時間を設けているそうですが、ペッカちゃんは外で遊ぶほうが好きなよう。朝の公園で一緒に走るときがいちばんイキイキしているのだとか。

「だからワンちゃんを飼っている友人と定期的に会って、犬同士無心で遊べる時間を確保するようにしています。知らない土地に行くのも好きみたいで、宮古島では砂浜を延々と掘って遊んでいました(笑)。車に乗るのにもだんだん慣れて、いまでは家にいるときのようにスヤスヤ寝ています」。

よく食べ、よく遊び、心身ともに健康に暮らしているペッカちゃん。平澤さん自身もまた、毎日の散歩やお出かけを通じて健やかな日々を送れていると言います。その暮らしは創作活動にも好影響を与えているそう。

「ペッカと暮らすようになってから、以前は想像もしていなかったようないいことがたくさん起きています」と語る平澤さんのイラストレーターとしての生活や、今後のビジョンとは? 【後編】もどうぞお楽しみに!

Profile
平澤まりこ/イラストレーター。東京生まれ、セツ・モードセミナー卒業。装画や広告のほか、商品ロゴやパッケージ、絵本の制作を手がけるなど多岐にわたる分野で活動。国内外を旅して記したエッセイなども多数刊行。著書に『イタリアでのこと』(集英社)、『旅とデザート、ときどきおやつ』(河出書房新社)ほか。絵本に『森へいく』(集英社)、「しろ」、「ねぶしろ」(共にmille books)など。銅版画で手がけた『ミ・ト・ン』(幻冬舎文庫、小川糸との共著)がある。

Text : Atsuko Mitsuhashi

Photo : Masahiro Yamamoto

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