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26

Jun

アクティブドッグ

愛犬と暮らす人たちの心強い味方、「ドッグライフカウンセラー」ってどんなお仕事?

NPO法人社会動物環境整備協会が認定する、「ドッグライフカウンセラー」という資格をご存じですか? 愛犬との暮らしに必要な知識や、人と犬が快適に共存する社会づくりのための知識を備えた、いわば「飼い主さんのよき相談相手」として活動する人たちが持つ称号です。普段どんなお仕事をしていて、どんな相談にのってくれるのか、ドッグライフプランはしもと代表の橋本貴士さんにインタビューしてきました!

犬と暮らすための「知識」を伝え、犬への「愛情」をサポート

ドッグライフプランはしもと 代表 橋本貴士さん

『犬も、飼い主も、犬を飼っていない人も快適な町づくり』をコンセプトに掲げ、大阪市内を中心に事業を展開しているドッグライフプランはしもと。その代表を務める橋本さんは、ドッグライフカウンセラーとしてさまざまな活動を行なっています。

しつけ教室や訪問しつけレクチャー、個別相談会をはじめ、愛犬と一緒に参加できるイベントも多数運営。近年ではドッグスポーツ大会「エクストリーム・チャンピオンシップ」を主催するなど、精力的に活躍されています。

橋本さんによると、ドッグライフカウンセラーとは「対飼い主」にフォーカスした資格であり職業なのだそう。

「飼い主さんのお話をきちんと理解し、相手がわかるように説明する能力が問われます。いくら正しくても飼い主さんが傷つくような言い方をしてはダメ。いかにやる気を引き出し、いかに愛犬への愛情をキープするかに重きを置いているのが特徴です。そのため検定試験も、お悩み相談に答えるといった記述式の内容が多くなっています」。

ドッグライフカウンセラーは、病気の治療や診断、トリミングや家庭犬としてのしつけなど、犬に直接何かをすることはありません。病気や予防の知識、体に合ったフード選び、散歩やブラッシングの仕方、家族や近隣住民と仲良く暮らすためのノウハウなどを飼い主さんに伝えるのが仕事。

「たとえばしつけ教室でも、犬を直接トレーニングするのではなく、飼い主さんにアドバイスしてそれを実践してもらう形をとります。僕が一度も触らずに犬がよくなるのが理想ですね」。

命令はせずに、褒めて育てる

個別相談会でカウンセリングを行う橋本さん

橋本さんのもとに相談に来る飼い主さんは、既存のお客さまからの紹介のほか、トリミングサロンや犬と暮らすためのリフォーム工務店などからの紹介も多いそう。みなさん、どんなお悩みを抱えているのでしょうか。

「吠える、噛む、歩かないなど、いろんな問題行動のあるワンちゃんが来ます。その原因もさまざまで、飼い主さんが犬に合わせすぎていたり、逆に厳しく叱りすぎていたり、まだ子犬なのでできなくて当たり前、というケースもあります」。

そもそも犬は、迎え入れてから1ヶ月間は無理にしつけをしなくてもいいのだとか。まずは「人間は優しい」と教えて不信感を持たせないことが重要。体に害のあるものをくわえたときは取り返しはしますが、長い目で見れば叱らないほうがいいそうです。

「特に改善に苦戦するのは、間違った育てられ方で人間不信になってしまったワンちゃん。触ろうとしたら噛みついてくる子などですね。だから本当は飼い始める前に相談に来ていただくのがベストなんです」。

橋本さんの愛犬、バセンジーのまろちゃん

犬の育て方でもっとも重要なのは、「命令を必要としない家族としての関係性を築くこと」だと橋本さんは言います。橋本さんの愛犬のまろちゃんも、散歩中に寄り道をしても「行くで」と普通の声をかけるだけですぐに反応し、橋本さんが信号待ちで立ち止まれば自然と立ち止まるのだそう。命令をしなくても犬はちゃんと理解してくれているんですね。

「そのために必要なのが『褒めて育てる』こと。命令を聞いたら褒める、という褒め方になりがちですが、日頃から犬をよく観察してみてください。いつもは吠える状況で吠えなかったり、何も言わなくても信号で立ち止まってくれたり、実はいいことをたくさんしてくれているんです。そこに気づいて褒めてあげることがとても大切」。

「命令」から「褒める」に意識を変えると、ワンちゃんだけでなく私たち人間の心にも余裕が生まれます。実際に、橋本さんの教えを受けて「愛犬がもっと好きになった」「犬に対する見方が変わった」という飼い主さんは多いのだとか。その心境の変化が、ワンちゃんの問題行動の改善につながっていくのだそうです。

褒めて育てるカギは、日頃からワンちゃんをよく観察すること

動物と向き合うことで磨かれた人間力

小学生の頃から動物が好きだったという橋本さん。実家は犬を飼えないマンションだったため、当時飼っていたのは昆虫やハムスター。「生きもの全般が好きですが、犬を飼いたくても飼えなかった反動から犬の仕事を選んだのかも(笑)」。

大阪の専門学校の動物飼育調教科を卒業し、静岡のNPO法人ワンワンパーティクラブに就職。全国でのしつけ教室の開催をはじめ、ドッグイベント運営、マナー啓発活動、動物関連のテレビ番組出演など、幅広い仕事に携わってきました。実はドッグライフカウンセラーの資格を創設したのも、ワンワンパーティクラブの代表だったそうです。

「当時は職員が全国をまわって、今の時代に合う犬のしつけ方を教えていましたが、僕たちだけではどうしても限界がありました。そこで全国に指導者を増やすために、代表がドッグライフカウンセラー資格を立ち上げたんです。僕たち職員もきちんとテストを受けて資格を取得しました」

8年の勤務後、2008年に家庭の都合で大阪に戻ってきた橋本さんは、前職での学びを関西でも広めるべく独立を決意。固定客も付き合いのある業者もいないところからスタートし、チラシを作って配ったり、愛犬家のマナー向上のためのゴミ拾い活動を公園管理者に提案したりと、地域との信頼関係を地道に築いてきました。

イベントでしつけ教室を行なう橋本さん

「いつもこの赤いジャンパーかポロシャツを着ているので、街で僕を見かけて覚えてくださる方も多いです。以前、マンションから飼い主さんが犬に引きずられて出てくるところを偶然見ていたのですが、後日その飼い主さんから訪問レクチャーの依頼をいただいたことがありました。『犬の専門家のはずなのに、しつけのなっていない犬を見てもムッとせず、愛情を持ってニコニコ見守ってくれていたのが印象的だった』のだそうです」

その方は橋本さんの訪問レクチャーを終え、今ではなんとドッグライフカウンセラーとして活躍しているのだとか。橋本さんの提唱する「命令しない家族としての育て方」に共感した飼い主さんが、学びを深めてドッグライフカウンセラーとなり、また別の飼い主の方々へその考え方を広めていく。そんな素敵なスパイラルが生まれているようです。

オリジナルの赤いジャンパーが橋本さんのトレードマーク

独立から10年以上が過ぎた今、今後の目標のひとつとして橋本さんが挙げたのは、犬との暮らしに関する大型イベントの開催。愛犬との出会い、子犬・成犬・シニア犬の各フェーズ、そしてエンディングという一連のライフサイクルにまつわるサービスを提供し、飼い主さんと愛犬の暮らしをより幅広くサポートしたいと語ってくれました。

「動物と関わる仕事をしていなかったら、もっと殺伐とした日々を送っていたかもしれません。言葉で表現しない生きものと向き合ううちに、相手をよく観察したり感情を理解しようとする姿勢が強くなりました」。

犬に対してはもちろん、人に対しても同じように真摯に向き合い、信頼を寄せられている橋本さん。愛犬に悩みを抱えている方や、これからワンちゃんを迎えようと思っている方は、一度お話を聞いてみてはいかがでしょうか?

Profile
ドッグライフプランはしもと 代表 橋本貴士さん
ドッグライフカウンセラー。2000年、大阪コミュニケーションアート専門学校・動物飼育調教科を卒業。同年、特定非営利活動法人ワンワンパーティクラブ(静岡県富士宮市)に就職。2008年5月退職。2008年7月、大阪にてドッグライフプランはしもとを開業。2009年春より大阪コミュニケーションアート専門学校非常勤講師を務める。

Text : Atsuko Mitsuhashi

Photo : Fumihiko Ikemoto

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