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ユカヌバタイムス

30

Apr

HEALTH

素朴な質問やふと浮かんだ疑問に原田さんがご名答
獣医師・原田洋志さんに聞いてみよう!
Q:犬には、猫のようなシマ模様がないのはなぜですか?

すでにワンちゃんと一緒に生活している人はもちろん、これからワンちゃんをおうちへ迎えたいと考えている人、またワンちゃんと接点はないけど「そういえばあれって、どうなんだろう?」なんて、普段から湧いてくる疑問の数々。 でも誰に、どう聞けばいいかわからない質問について、ロイヤルカナンのサイエンティフィックコミュニケーションマネージャーであり獣医師としてのキャリアを持つ原田洋志さんがお答えします!
今回は、ワンちゃんのルックスにまつわる目からウロコな疑問についてお答えします。

サイエンティフィックコミュニケーションマネージャー/獣医師
原田洋志さん

Question

街中で見かける猫は茶トラとか、シマ模様が多い気がするんですが、犬のシマ模様って見かけたことがありません。なぜか理由があるんでしょうか?(東京都在住:10代男性)

(相談者のコメント)うちではジャックラッセルテリアを飼っていて、毎日の散歩が僕の役目なんですが、散歩へ行くたびにいろんな犬を見ていて思ったことがあります。犬の身体の柄に、猫のようなシマ模様がいないのはなぜなのでしょうか?それとも僕が知らないだけで、シマ模様の犬はいるんでしょうか?

―ワンちゃんにシマ模様はいない……。言われてみればというか、この方の着眼点はすごいと思うんですが、まず犬にシマ模様はないというのは本当なのでしょうか?

彼の言う通り、ブチ模様とかはいても猫の身体に見られる綺麗なシマ模様を持つ犬はいません。その理由は、犬と猫の狩りをするときのスタイルに違いがあるからなんです。

―なんと、いないんですね!まずそこに驚きですが、シマ模様がいない理由と狩りのスタイルはどんな関係があるんでしょうか?

犬はもともと一頭で狩りをすることがなく、仲間と一緒に群れになって自分より大きな獲物を狙います。それは自分だけでなく、群れのみんなのお腹が満たされる大物を仕留めないといけないからなんですが、それに比べて猫は本来群れで過ごす習性がありません。そうなると食事も自分だけが食べられればいいので、単独で自分より小さな獲物を狩ります。そうなると猫は一頭でスマートに動ける方がいいんです。
柄の話からはちょっと逸れますが、猫は4本足にある爪を引っ込めて生活をすることができるのに対し、犬は爪を引っ込めることができません。猫は単独で狩りをする中で、獲物の背後に至近距離まで接近しなくてはいけないので、忍足ができるように爪が隠れるようになっているんです。でも犬は、姿を隠すというより群れの仲間と一緒になって獲物を追い詰める連携プレースタイルなのでわざわざ爪を隠す必要がありません。だからワンちゃんはカツカツと足音がしてもいいわけなんです。

―犬は群れで狩りをするから足音がしても良くて、猫は単独行動だから足音がしてはいけない?

はい、猫は爪の音を隠して忍び寄りますし、獲物に接近するうえで自分の身を隠すためのカモフラージュとして、さまざまな柄が身体に入っているんです。

―なるほど!猫は爪の音を消して獲物に接近し、擬態するためにシマ模様になっている。逆に犬はみんなで追い込んで狩りをするぶん、身を隠す必要がないから特別なシマ模様が必要ないわけですね。

そうなんです、猫科の動物であるトラやヒョウ、チーター、ピューマなんかも独特の柄がありますが、あれは一応環境に合わせて擬態しているんですね。例外として猫科なのに、群れで狩りをするのはライオンだけなんです。
犬ももちろん、毛が混ざってマダラになったり、部分的に色が変わったりということはありますが、ワンちゃんにとって柄はそこまで重要ではないんですよね。だから特徴的なシマ模様のワンちゃんもいないというわけなんです。

―そう考えるとネコ科で唯一、群れで狩りをするライオンに特別な柄がないのも納得ですが、それはまた別の話なんですかね。でもとにかく、猫と犬の狩りのスタイルが身体の柄に影響していることは驚きでした! 今回もアハ体験をありがとうございます。

text : Wakako Matsukura

illustration : Masatoo Hirano

special thanks : Hiroshi Harada

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