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ユカヌバタイムス

15

Mar

HEALTH

素朴な質問やふと浮かんだ疑問に原田さんがご名答
獣医師・原田洋志さんに聞いてみよう!
Q:うちの犬は、息子にだけ横柄な態度をとります。
それはまずいことなのでしょうか?

すでにワンちゃんと一緒に生活している人はもちろん、これからワンちゃんをおうちへ迎えたいと考えている人、またワンちゃんと接点はないけど「そういえばあれって、どうなんだろう?」なんて、普段から湧いてくる疑問の数々。
でも誰に、どう聞けばいいかわからない質問について、ロイヤルカナンのサイエンティフィックコミュニケーションマネージャーであり獣医師としてのキャリアを持つ原田洋志さんがお答えします!
今回は、4人家族(父、母、姉、弟)で暮らすご家族のお父さんからの質問です。

サイエンティフィックコミュニケーションマネージャー/獣医師
原田洋志さん

Question

うちの犬は4人家族の中でも、一番年下の息子にだけ横柄な態度をとります。
何か意味があるんでしょうか?今すぐやめさせるべきですか?(群馬県在住:50代歳男性)

(相談者のコメント)うちは私、妻、娘(大学生)、息子(高校生)の4人家族なんですが、一緒に暮らしているマルチーズがどうしても息子の言うことを聞かず、ときにはリードを持ってきて「散歩へ連れて行け!」という態度をとっています。
正直、そんな愛犬の姿が面白可愛く、つい「散歩へ連れて行ってあげなさい」と言ってしまうんですが、それってまずいことでしょうか?

―お話を聞く分には、微笑ましいエピソードというか、「ありがちだな」と思って笑って済ませてしまいそうですが、これは何か問題があったりするんでしょうか?

もともと群れで生活していた狼を祖先に持つワンちゃんたちは、その群れの中でリーダー以下の順位が決められているんです。なのでお父さん、お母さん、お姉さんは自分の上と認識していて、息子さんは自分より下の立場という認識をしている可能性がありますね。聞いた話ですが、父母と子供2人という4人家族、まさに相談者の方のような家庭で暮らしている場合、ワンちゃんは下から2番目くらいのポジションを好むと言います。ご飯をくれたり、自分を可愛がってくれる人にはいい子でいようと振る舞うし、歯向かうことはない反面、「群れのみんなに従うのはイヤだな」くらいの気持ちなんだと思います。

―なるほど、では家長であるお父さんのことをリーダーと捉え、それ以下は年齢順くらいの感じで考えているんでしょうか?

いえ、それもちょっと違います。ワンちゃんの中で「お父さんのほうがお母さんより偉くて、その下は大学生のお姉ちゃんだな」と理解しているのではなく、あくまで息子さんのことだけを「この人よりは上でいたいな」くらいの認識だと思いますよ。それは家族の中の空気でなんとなく察しているだけ。わざわざお父さんとお母さんのパワーバランスを理解していたり、年功序列を重んじているわけではありませんので。
しかも、ワンちゃんの群れはトップ3こそしっかりと決まっていますが、下の順位は案外コロコロ変わるものなんですよ。ときどき子犬同士がじゃれあって、遊んでいるところを見かけるかと思うんですが、それは力比べしながら順位を競っていたりする場合もあるんです。

―では、息子さんのことを下に見ているように思えるけど、大して問題視する必要はなさそうですか?

そうですね、「お散歩へ行こうよ」くらいだったら問題ないと思います。ただし、ワンちゃんの態度がエスカレートして、吠えてきたり噛み付いてきたりするようだったら、ちゃんとしつけをする必要があります。

―そこまでエスカレートする場合がありますか?

ええ、ワンちゃんからしたら下だと思っていた者が急に態度を変えてきたら「歯向かってきた」と思っても不思議ではないですから。
まずはワンちゃんが家族に対して、自分のポジションをどう思っているか知るには、お散歩で家の敷地を出るときがポイントになります。ワンちゃんの群れではリーダー格の犬が率先して、自分の縄張りから外へ出て先頭で群れを率いるのが当たり前なんです。だから、人間より先にワンちゃんが家の敷地から外へ出ている場合は「人より自分が偉い」と思っていることが多いです。今回の場合は、息子さんが散歩へ連れて行くとき、どちらが先に家の敷地を出ているのかがポイントですね。

―なるほど、それによっては少ししつけを考えても良いと。

そうですね、もしワンちゃんが自分の方が偉いと思っている場合は、息子さんをワンちゃんの食事係にするというのが一つの提案です。群れで暮らしているなかで食事をくれる存在は自分より目上と認識するので、その習性を利用して息子さんに楯突いたりすることのないようにしつけをする。
このとき、注意すべきなのは、初めはお父さんかお母さん一緒に立ち会ってもらって食事をあげることです。早くご飯が食べたいばかりに、息子さんに攻撃するのを避けるために、絶対的に上だと思っている人が同席しているなかで息子さんをご飯係にしていきましょう。

―息子さんをご飯係にすることで、今まで以上に良い関係を気づければそれに越したことないですよね! 神経質になる必要はないけど、場合によっては実践する価値がありそうです。

text : Wakako Matsukura

illustration : Masato Hirano

special thanks : Hiroshi Harada

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