盲導犬は、役目を終えていつか引退する時を迎えます。
今回は、盲導犬の引退について一緒に考えていきましょう。
この記事でわかること
- 盲導犬とは?
- 盲導犬としての責任を果たした犬はどうなるのか?
- 引退犬飼育ボランティアの登録方法および犬の引渡しまでの流れ
- 引退後の盲導犬の余生
盲導犬とは?
盲導犬とは、目の見えない人、見えにくい人が行きたい場所へ出かけられるように、安全に歩くためのお手伝いをする犬のことです。
犬種は主にラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、それのミックスブリードです。
レトリーバー種は、たれ耳でアーモンド型の目という外見に加え、元来狩猟犬として人と一緒に仕事をすることが好きな性格という点からも盲導犬に向いています。
原則、同じパートナーの生活を約8年間盲導犬として支えた後、約10歳で引退するとされています。
大型犬である盲導犬の犬種の10歳は、人間で例えると約75歳に該当し、すでに高齢と言える年齢となっています。
一生のほとんどを盲導犬として人間をサポートしてきた犬たちは、引退後、いったいどのような余生を送るのでしょうか。
盲導犬としての責任を果たした犬はどうなるのか?
引退した盲導犬は、引退犬飼育ボランティアを通して、新しい家族の元へと向かいます。
引退犬飼育ボランティアとは、引退した盲導犬を家族の一員として迎えるボランティアのことです。
盲導犬は、長年サポートしたパートナーと離れ、新しい家族と共に新しい人生を送ることになるのです。
そこで盲導犬達は、一般の家庭犬のように穏やかな余生を過ごします。
引退犬飼育ボランティアになる為には、条件があります。
1.訓練センター近郊にお住まいで、移動手段として車をお持ちであること
これは、動物病院や訓練センターに向かう際、車が必要になる為です。
訓練センターは神奈川訓練センター、仙台訓練センター、富士ハーネス、島根あさひ訓練センターの4つです。
訓練センターによって、申込可能な居住地を限定しています。
2.室内飼育ができること
盲導犬達は、パートナーとの暮らしを考え、幼い頃から室内での飼育、室内でのマナーや社交性を身につけるように育てられている為、野外での飼育はストレスになります。
その為、室内での飼育ができる家庭からのみ、ボランティアを受け入れています。
3.留守にする時間が少ないこと
盲導犬として活躍する主な犬種のゴールデンレトリバーや、ラブラドールレトリバーは人のそばに居る事が好きな犬種です。
人といることが安心となるので、留守にする時間が少ない家庭がボランティアとして受け入れられています。
引退犬飼育ボランティアの登録方法および犬の引渡しまでの流れ
【1.サイトから登録申し込みフォーム送信】
ボランティアを希望している方は、引退犬飼育ボランティアの登録申し込みから申込みが出来ます。
https://www.moudouken.net/volunteer/keeper-retire/confirmscreen/
【2.説明会への参加】
委託条件が合った方には、日本盲導犬協会から連絡が来ます。
その後、訓練センターにて開催される説明会に参加します。
【3.委託のご連絡】
委託をお願いしたい方に、犬を紹介します。
犬を委託される際は、訓練センターへ訪問する、もしくは職員が自宅へ来訪します。
【4.トライアル開始】
約2週間、ご自宅で犬と生活します。
犬が環境に慣れ、人もその犬のことを知る期間になります。
【5.委託契約】
トライアルが終了し、犬との生活に問題がなければ、飼育委託契約を取り交わし、引退犬飼育ボランティアに成れます。
引退後の盲導犬の余生
引退犬飼育ボランティアのおかげで、引退した盲導犬達も新しい家族の元でのびのびと余生を過ごしているのです。
また、
「盲導犬の里富士ハーネス」では、引退犬のための部屋が整えられており、仲間たちとのんびり過ごすことができます。
そして、その盲導犬のパートナーは、引退犬飼育ボランティアに引き取られた犬の様子を伺ったり、次の盲導犬と共に会いに行くこともあるそうです。
引退しても、盲導犬として感謝され、愛されているのです。
